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中高年の女性に多い変形性膝関節症についての原因・治療方法・予防法など徹底解説
皆さんは膝の痛みでお困りになったことはありますか?
整骨院に来る方でも膝の痛みでお悩みの方は多くいます。
今回は女性に多い変形性膝関節についてご紹介します。
変形性膝関節症は若い方ではほとんど見られませんが、60歳以上の中高年の女性に多く、年齢が上がるにつれて多くなります。男女比でみても1:4と女性に多いとされています。
変形性膝関節症とは?
加齢、筋力の低下、肥満、膝の怪我などの影響で軟骨がすり減ってしまい歩いた時や、膝の曲げ伸ばしで痛みを引き起こす関節症のことを言います。内側が変形する内側型(O脚変形)が多く膝が伸びないなど関節が固まった状態になります。
女性に多いのはなぜ?
女性ホルモンであるエストロゲンが関係しているとされています。
エストロゲンは骨・筋肉など健康を維持するのに重要なホルモンであり、炎症を防ぐ働きもあります。閉経後にこのホルモンの分泌量が減ることが原因の一つとされています。
中高年の女性で以下の症状があれば変形性膝関節の可能性が高いです。
□歩き始めは痛いが少し歩くと良くなる
□階段の昇り降りで膝が痛い
□立ち上がる時に膝が痛い
□しゃがみ込み、正座ができない
□最近O脚が気になるようになった
□膝によく水がたまる
いかがでしょうか?
50代以上の女性で当てはまるものがあれば膝関節症が疑われます。
変形性膝関節の原因
①加齢
膝の関節は骨と骨の間にある関節軟骨がクッションの役目をしています。しかし加齢と伴に軟骨がすり減ると膝の動きが悪くなります。摩耗した関節軟骨は元に戻ることはないので進行を予防する事が大切です。
②筋肉量の低下
膝周りの筋肉が低下すると上半身の重みを支える事ができずバランスが悪くなり膝にかかる負担が大きくなります。また膝が痛くなることで運動量が減りさらに筋肉量が減るという悪循環に陥ります。
③肥満
中高年になると代謝が低下し運動不足による筋肉の低下により肥満傾向になります。
体重が増えればそれだけ膝にかかる負担も増えます。歩いたときに膝にかかる負担は体重の2~3倍といわれています。体重が2Kg増えただけで4~6Kgの負担が余分にかかるようになります。食べ過ぎに気をつけ適度な運動をするように心がけましょう
④姿勢不良
猫背など姿勢が悪くなることで腰痛、股関節痛、膝痛などの慢性痛に悩まされる方もいます。
姿勢が悪い状態でいると部分的に負担がかかり痛みにつながります。
長年の姿勢が悪い状態でいることで変形性関節症だけでなく腰痛、股関節、膝関節などになるリスクが高くなります。
⑤外傷によるもの
スポーツで半月板を痛めたことにより膝にかかる負担が大きくなり変形しやすくなります。
変形性膝関節症は徐々に進行し、変形が強くなると痛みが増していきます。
膝関節症は「初期」「中期」「末期」の3つの段階に分けられます。
【初期】
軟骨がすり減り関節の隙間が狭くなりはじめる。
初期症状では起床時や立ち上がりの違和感、こわばり、歩き出しの膝の痛みを感じるようになります。少し動いていると痛みも気にならなくなります。
【中期】
軟骨がすり減り関節の隙間が狭くなります。進行するとトゲ上の骨ができて膝を曲げ伸ばしたりするときに関節包を刺激し痛みを感じるようになります。
関節包を刺激しやすくなるため炎症が起こりやすくなります。その結果、膝に水が溜りやすくなります
軟骨がすり減り摩擦が大きくなると膝が曲がらなくなり、歩くときに膝がきしむ音がするようになります。
さらに進行するとO脚変形となり痛みが増し、股関節・膝関節の関節可動域制限が現れ、正座や深くしゃがみ込むことができなくなるなど日常生活に支障が出てきます。
【末期】
軟骨がなくなり、隙間がなくなると骨同士がぶつかるようになります。膝が伸びない、曲がらないなど強い痛みを引き起こし歩くのも困難になります。
変形性膝関節症に対する治療方法
変形性膝関節症に対する治療は主に保存と手術の2種類があります。
関節症の初期、中期の場合は基本的には保存療法が選択されます。
まずは、ヒアルロン酸、痛み止め、湿布、理学療法、運動を行います。
関節の隙間がなくなる、歩くだけでも痛みがある、膝が曲がって伸びないなど日常生活に支障が出る場合は人工関節の手術を勧められます。
・整形外科で行われる治療
ヒアルロン酸、痛み止め、湿布など
・整骨院で行われる変形性膝関節症の施術
温熱療法、電気療法、マッサージ、ストレッチ、骨盤矯正、インソールなど
宇都宮なばな整骨院の治療方法についてご案内します
①整体、ストレッチ
まず始めに姿勢を確認しどの関節に負担がかかっているのかを見ていきます。
体の状態を確認した後、必要に応じて背骨矯正、骨盤矯正、ストレッチを行っていきます。
体の歪みが膝への負担を増大させ痛みとつながりますので骨格矯正は痛みの予防や再発予防に効果的です。
②ハイボルト療法
ハイボルトは原因となる部位に高電圧の電気を流すことで組織の炎症や修復を促す効果があります。痛みに対して即効性が期待できます。
③EMSトレーニング
電気刺激で筋肉を強制的に動かし筋力を強化する方法です。
鍛えたい箇所にパットを貼り高周波電気を流していきます。
歩くときに必要な筋肉(大臀筋、中臀筋、大腿四頭筋、内転筋)など膝の関節を安定させるために必要な筋肉を強化させていきます
④運動指導
運動によって症状の改善や予防をする治療法です。
弱くなった筋肉を強化することで痛みの軽減・進行の予防を目的に行います。
※膝関節痛と運動との関係
変形性膝関節は軟骨がすり減り痛みで動きが制限され活動量が低下していきます。その結果、関節が硬くなり痛みを助長しさらに歩く事を控えるなど悪循環になります。
また関節には滑液と呼ばれる膝の動きをなめらかにする潤滑液があります。
この滑液は歩く、膝を曲げ伸ばしすることで分泌が促進されます。
運動することで滑液が分泌され、膝の関節の動きがスムーズになり痛みが軽減することもあります。また歩くことで筋肉が強化され関節が保護され痛みの軽減にもつながります。
痛みの予防改善には運動することが重要になります。
まずはウォーキングシューズ、インソールを使い膝にかかる負担をできるだけ軽減させて歩くようにしましょう。
1日の歩行の目安
65歳以上は1日30分~50分で3000~5000歩を目安に歩きましょう。
膝の痛みがある場合は10~15分程度で1000~1500歩を目安に痛みの程度を見ながら徐々に時間や歩数を調整していきます。
このようなお悩みの方は宇都宮なばな整骨院にお任せください。
□階段の昇り降りが辛い
□立ち上がりや、歩き始めが痛い
□病院に通っているが中々良くならない
□手術を進められているが手術はしたくない
□注射、痛み止め、シップしか出されない
□年齢のせいだといわれている
□散歩、ゴルフ、買い物が満足にできない
□整骨院や鍼灸院で施術を受けているが良くならない
膝の痛みは酷くなると日常生活に支障をきたします。違和感や異常を感じたら早めに整形外科でレントゲンを撮り診断を受けましょう。その後の治療として整骨院での治療を検討していただければと思います。
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